ひさしぶりに映画

「誰も知らない」を観た。とても重かった。
好きな映画とは言えないけど、異様に印象強い映画。絶対忘れられない。


ゆっくり時間をかけて描かれる、主人公の変化、変わらない部分。
生活を淡々と、でも丁寧に切り取ったような映像、演技。
生々しい。痛々しい。ほろりとするような作品じゃなくて。胸に穴が空いたみたい。
飛行機の音と、映像が重なったところなんて、完全に打ちのめされた。


自分には何ができるのかなあ、と考えさせられて。
(お金とかじゃなく)オレらはなんとかやりくりしていくしかない。


あの学生さんと末っ子、かわいかった。それが救いだった。かも。
あと柳楽くんの演技。絶賛されたのも納得。だって演技じゃなくて素みたいだもん。
この映画、本当に濃密な作り方をしたんだろうなあ。