DRUNK OR DIE ヤバイ篇

ねーねー9時過ぎてるよう。


と起こされてうーん、あれ、ここ自分の部屋じゃない、
ああそうだ同僚宅泊まったんだ、同僚と先輩は早出だから先に出社したのか、
って9時なの?それオレやばくね10時から大事な仕事あんじゃん!
思いっきり動揺しつつ驚速準備、でも眼鏡を探すときはテンプレ通りやすしの真似をしてみた、
その心意気に自分で失笑、お休みのため余裕の女子連中にお出かけ間際のキスもせずに、
いやもちろん普段からそんなことしませんけど、ごめん行くわまたね!
部屋飛び出してタクシーを拾い、財布開けたら案の定お守り代わりの1ドル紙幣しかない、
カカカカード大丈夫でしたっけ、あ、大丈夫、ですよねよかった、
車中寝癖をワックスで誤魔化し、上司に遅延の旨謝罪メール。メール送信できない。
セルフモード、あーこれ電波停止してるってことだよね、一度も使ったことない機能が何故?
いろいろ長押ししてるうち解除できて良かったけど、覚えないメールが送信ボックスに入ってたり、
不思議、いつの間にかにきっちり番号交換までしてる!憑依か!
そうこうするうちに時間ギリギリ現場着いて、謝ったりファッキンドタバタ仕事してたら、
あら午前終わり、上司から、お前なんか辛そうだから食事先に行きなよ、本当馬鹿でごめんなさい。
近くのコーヒーショップでパンを選び、トレイに乗せ、自分の会計順が来た瞬間思い出した、
オレお金持ってないよね、半べそでポケット全部探ってみたら、あれえ!
上着の右側に裸の1000円札アリ、マンガ的展開、スゲー!
午後は昨日の記憶手繰り、でもかなり断片化しておりかつ薄い、
マジ気まずくなるようなことしてないといいんだけどまたあんな失敗したらオレもう、
苦い大学時代の思い出を反すうしてるうち終わった。酒ヤバイ。