センチメーターマスター

自分の技術レベルを4だとすると、13くらいのことをやる羽目になった。
「いいんじゃないすか、高いだけあってやれること多いですし」
なんて勢いまかせな発言をし、高性能すぎる機器をお客さんに入れてしまった、
2ヶ月と15日くらい前の自分を、エアガンで撃ってやりたい。


そう言えば。小学校高学年のころエアガンが流行り、
オレも当然のように購入、友人と防風林で銃撃戦を繰り広げていた。
木陰を縫うように駆ける敵チームのKめがけ、オレは引き金を引いた。
弾はKに命中、静寂。一瞬して、はがぁぁぁ、の叫び声。一時中断。
Kに近づき、顔を見る。あ、あれ、無くなってる、前歯。
そう。オレの撃った弾はKの前歯に命中、叩き割った。
熱狂は一瞬にして醒め、エアガンブームはそこで終わり。
危ない遊びをしていたことを知られては困る、
ということで、Kは転んで歯を折ったことにした。
オレは悪いと思いながら、誰にも何も言わなかった。
数年後、オレはKにPSを借りパクされたが、何も言わなかった。
ただ、防具なしで撃ち合ったアグレッシブな自分たちの姿を、
アホだったなあ、とふり返っただけ。だけ。


しかしながら今回のことは、その思い出話みたいに、
黙っていればどうにかなる、というものでもない。
もちろんPS2を差し上げてもどうにもならない。
黙って勉強してレベル上げるしかない様子。
大人になったにも関わらず、たまに勢いまかせ。。。