文化系ベースボール

オレは部活というものに真剣に取り組んだことがなくて。
高校のころ、放課後は図書館ばっかり行ってた。
怖い司書のおばさんと仲良くなったりもした。
それはそれで楽しかったし、全然構わないんだけど。
やっぱりオトコノコ的な部活動に憧れたりもした。


おおきく振りかぶって (3)」を買う。
当時の微熱みたいな憧れを思い出しながら読む。青い。
高校野球独特の精神世界みたいなものも含めつつ、
それに傾いてないのがいい。爽やかさ、不安、混ざった青。
ほかの野球マンガってどうしても結果が気になるけど、これは違う。
試合の中で、試合の後で、みんながどうなるのか、それが気になる。
高校野球」じゃなくて「高校野球少年」の話。心地良い。
さらっとまとめたりしないで、長く続けて欲しいなあ。