パール

大地(一) (新潮文庫)」をまた読む。十五歳のときから繰り返し。
もう何度目やら。それにしても。面白い。三部どれも。


とくに好きな登場人物。王大の第二夫人。健やかな娘。
そのほかには何もなくて。ささやかな温もり。とか。
美齢。いつもの凛とした姿。はにかみ。ギャップ。憧れる。


大きな流れに飲み込まれるようにして。淀みなく進んで。
印象深いあのラストシーンまであと二百頁すこし。すこし寂しい。


読む度に感じ方が違って。誰に入れ込むかで姿勢の変化がわかる。
んー。ねー。進んでいるやら後退してるやら。