箱根ワンダー

普段ばかにしているようなヒット曲を歌いながら、少しだけ窓を開けて、冷たい風に触れる。
光でいっぱいのそら、大袈裟じゃなくきらきら光る海、うすく重なった木々を越える。
そしたらもう、そこは箱根。ただやすらぐといいよ。ゆるりと。


キャッチコピーみたいな気分になった日帰り旅行。何度目かの箱根。
結局、金曜深夜、土曜夜、日曜昼、と三連投の温泉。または温泉ランド。
毎週でもいけるなあ。安いし。変なとこで遊ぶよりもよっぽどいい。
あとはタバコさえ吸えれば、なんてお喋りしながら、檜の湯船を堪能する。
落ちる葉をつかむ。のぼせて、あがって、また浸かって。かえりたくないな。


でも帰る場所があるから、帰らなくちゃいけない。きっと、そういうもの。
途中に回転寿司食べるくらいの、ちょっとしたゆとりはあるから。緩。


覚書。箱根で発見したもの。感じのいいギャル。友達の友達のひと。
これまでギャルは苦手で、ケバケバしいキャラばかりだと思っていた。
そういうのじゃないギャル。まあたくさんいるんだろうけど。具体的には初。
田んぼにはだしで入るのが気持ちいいって発言とか、気の利いたあいづちの打ち方とか。