東京近郊1200万分の1

知らずに馴染んでた

一人暮らしをして五年半。ふと実家に帰ることを考えてみた。
向こうで同じ条件の仕事を見つければ、金銭的には随分余裕ができる。
好きに使えるお金が4倍くらいになる。毎月パソコン換えられる。いいな。
自由な時間も増える。いま以上に趣味を満喫できる。いいないいな。
海まで歩いて十分だし。ふうん。割とメリット大きい。


それと引き換えになくなるいまの環境とか生活。
東京近郊での現在、遊び相手・場所にはことかかなくて。いつでもどこでも集合オケ。
思いつくまま、明け方新宿ふらついたり、下北で古着屋めぐりしたり、
四十人集まって平塚でサッカーしたり。そういうのがなくなるのか。寂しい。
もちろん実家の方にも友達はいるけど、疎遠になってるケース多いし。微妙。
そしてあの田舎のしがらみ。町の養分にされそうなとろっとした空気。キモイ。
車無いと何もできないし。マライア(アメリカンショートヘア)にすぐひっかかれるし。
はあ。こうしてみるとデメリット大きすぎ。


だからもうしばらく、というかずっとこっちに居よう。
いっそこっちが実家になればいいのに。両親引っ越してこないかな。ってこないか。
それなら稼ぎをあげるのみ。でも働いてばかりじゃつまんない。全然無理。ワガママ。
仕方ない。無駄遣いを減らす方向で。何度それを試みたかはもう忘れて。